世界一「考えさせられる」入試問題
世界一「考えさせられる」入試問題
オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題:「あなたは自分を利口だと思いますか?」 (河出文庫)
- 作者: ジョン・ファーンドン,小田島恒志,小田島則子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: 文庫
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コンサルの入試試験に出るような問題がいっぱい紹介されている。
実際にイギリスの有名名だたる
オックスフォード大学、ケンブリッジ大学で出題された答えのない少し抽象的な質問が60問挙げられており、それに対する著者の回答が載っている。
著者の回答は納得できるものもあれば、私は賛成できないような回答もある。
実際のところ、回答が間違っているかあっているかはどうでもよくて、そこまで考えるプロセスが重要。多分
理系の大学院生ですら、日常普通に生きていて、こういう問題を出されると中々答えられない。難しい。
著者の回答には、様々な回答のプロセスに使える基礎知識のようなものを載っていて、読んでるだけで面白い。
さらにこれを自分なりに考えたらそりゃもう頭良くなるだろうなって思った。
こういう問題で一個ネットで見かけたやつがあるから、それを書いておこう。
Q.「熱遮断された部屋で冷蔵庫を開けっぱなしにしておくと、部屋の温度はどうなるか」
私の回答
まず、冷蔵庫がどういう構造をしているか私はよくわからないから、まぁクーラーのようなものだと推測しよう。
そうすると、冷蔵庫は電力というエネルギーを受け取って、冷たい空気と温かい空気を分離する熱機関ということになる。
熱機関はすべてのエネルギーを仕事に変えることはできず、受け取ったエネルギーのほとんどが電子回路における熱などに変換される。
だとするならば、部屋の温度は電力から受け取ったエネルギーの5割程度が熱に変換されるのではなかろうか。(熱機関の仕事効率はおそらく2~3割程度、音などに変換される分とか含めるとこんぐらいじゃないかな)
そうすると、部屋の温度は上がる。
って私は考えた。