東大教授が教える独学勉強法
東大教授が教える独学勉強法
独学の仕方をまとめた本。
著者は現在東大で経済学の教授をしているが、学生時代はブラジルだかフィリピンにいて
満足に教育を受ける環境ではなかった。
そこで身につけた、1人で勉強を行う独学の仕方をまとめている。
私の中で勉強というと、いかにも日本らしい完全のインプットだけを行うものである。
一方で研究は、その勉強で得た知識を元に自分なりの創造物を作ることであると考えている。
そういった意味で研究を見据えた勉強法という感じになるのかもしれない。
まあそれが一番重要なんだけれども。
著者の主張が、自分の所属する研究室の教授と似ていて
それがやっぱり本質なんだろうなって感じた。
独学の仕方をまとめる。
1.目的を持つ。
ex.こうなりたい、これを知りたい、こういったことをやるために身に着けたいとか
2.入門書、概要書を何冊か乱読する。
1の目的にあった入門書、概要書を適当に何冊か選んで自分が一番わかり易いという本を探す。
3.小さい目的を定め、読み進める。
明日はここまでとか、来週はここやろうとか目的を決める。
ここの目的は達成できなくても全然よくて、完璧にこなす必要はない。
4.本は2回読む。
1週目はその本の主張や、その分野のおおまかな流れや全体像を把握するためにざっと読む。
2周目はそこから、疑問点や論理展開の妥当性とか、前提の置き方とか、自分が違うと思うところを探しながら読む。
5.アウトプットする。
疑問点をまとめたり、疑問点の解決を自分なりに調べたり、とかアウトプットする。
このサイクル。